シューズクロークで後悔しないために!失敗例と和モダンな家の場合のポイントを紹介
公開:2023.08.30 更新:2023.09.29おうちを建てるならシューズクロークもご一緒に。こちらではシューズクロークを設置する際の失敗例や成功するポイント、和モダンな家のシューズクロークのポイントなどを載せています。是非ご一読下さい。
目次
シューズクロークの失敗例や不満点を紹介
シューズクロークとは
シューズクロークは、玄関周りで使用されるアイテムを収納するスペースを指す言葉です。日本では、土間収納・シューズクローク・シューズインクローゼットなどとも呼ばれます。
主な目的は、玄関のすっきりとした印象を保ちながら、靴やアウターウェア、雨具、ベビーカーなどを整理収納することです。シューズクロークは玄関に隣接して設置されることが一般的であり、特に日本の住宅においては、室内に靴を持ち込まない文化に合致する便利な収納スペースです。
この収納スペースの広さや種類によって、靴だけでなくさまざまなアイテムを収納できます。棚やハンガーパイプなどのアクセサリーを取り付けることで、限られたスペースを最大限に活用することが可能です。
また、シューズクロークは、アウトドア用品や汚れが気になるアイテムを部屋の内側に持ち込む必要がないため、室内の清潔さを保つのにも役立ちます。
シューズボックスとは
一方、シューズボックス(下駄箱)は、主に靴の収納に特化したスペースです。シューズボックスは、靴を整理して収納できるように細かく仕切られた内部構造を持つことが多く、特に靴好きな人や靴の収集家に向いています。一方で、大型のアイテムやアウトドア用具などの収納には向かない場合があります。
シューズクロークとシューズボックスは、それぞれの利用目的や収納ニーズに合わせて選択されるべきアイテムです。シューズクロークは幅広い活用法があり、異なる種類のアイテムを整理収納したい場合に適しています。一方、シューズボックスは主に靴を収納することを重視したアイテムです。
シューズクロークの失敗例
シューズクロークを設計・構築する際に、以下のような失敗例が考えられます。これらの失敗例を避けるためには、計画段階で慎重に検討し、自分や家族のニーズに合わせて設計することが大切です。
スペースの狭さ
シューズクロークを作る際に、必要なスペースを十分に確保しないと、収納スペースが足りずに物が散乱してしまう可能性があります。家族全員の靴やアウターウェア、アクセサリー、季節ごとのアイテムを考慮して、適切なスペースを確保しましょう。
コンセントの不足
シューズクローク内で掃除機を使ったり、ライトを設置したりする場合にコンセントが不足していると不便です。将来の使い方を考えて、コンセントを適切に配置しておくことが重要です。
換気の不備
シューズクロークは湿気や臭いがこもりやすい場所です。十分な換気を確保するために、換気扇の設置や通気口の確保を検討しましょう。
家族のニーズに合わせた設計
シューズクロークは家族全員が使うスペースです。家族の靴の数や種類、趣味、アウトドア活動などを考慮して、収納スペースやデザインを選びましょう。
シューズクロークで後悔しない為のポイントは?
シューズクロークを成功させるためのポイントは以下の通りです。
収納量と広さの調和
シューズクロークの広さは、収納したいアイテムの量や種類に合わせて検討しましょう。必要なアイテムだけでなく、将来的にも考えて広めのスペースを確保することで、収納の快適さが保たれます。
目隠しのデザイン
シューズクローク内部を外から見えなくするためには、目隠しの扉やカーテンを設置することが重要です。扉の種類(開き戸や引き戸)、カーテン、ロールスクリーンなどを選ぶ際に、玄関のレイアウトや通行スペースに影響を与えないように注意して選びましょう。
通行スペースの確保
シューズクローク内はアイテムの収納だけでなく、靴の脱ぎ履きや動線としても利用されます。通行スペースをしっかり確保し、移動や脱ぎ履きがスムーズに行えるようにします。特にウォークインスルータイプの場合、複数人が同時に使える広さを確保することが大切です。
シューズクローク 和モダンな家のポイント
和モダンの特徴的な要素をシューズクロークに取り入れることで、落ち着いた雰囲気と洗練されたデザインを両立させることができます。自分らしい和モダンのスタイルを追求して、シューズクロークを魅力的に仕上げてみてください。和モダンのシューズクロークをつくる際のポイントは以下の通りです。
無垢材の使用
和モダンのテイストには、木質感が重要です。シューズクロークの床には無垢フローリングを使用することで、自然な温もりと風合いを演出できます。フローリングだけでなく、格子の間仕切りや家具にも無垢材を取り入れて、和の雰囲気を広げましょう。
和モダンの色調
天井を板張りにする際は、濃い色の板張りは天井を低く感じさせる可能性があります。和モダンの空間を広々と感じさせるために、明るめの色調を選ぶことをおすすめします。天井と床の色調を合わせることで、統一感が生まれます。
また和モダンのカラーパレットには、朱色や紺色、葡萄色、黄金色、暗黒色などが含まれます。これらのアースカラーに近い色調をシューズクロークのデザインに取り入れることで、和モダンの雰囲気を完璧に表現できます。
ロータイプの家具
和モダンの特徴的な家具は、背の低いロータイプのものです。この家具は空間を広く見せる効果があり、すっきりとした印象を与えます。座椅子やちゃぶ台を置いて床座生活を楽しむのも素敵なアイデアです。
和モダンな家におけるシューズクロークは、木の温もりと洗練された現代的なデザインが相まって、落ち着いた雰囲気と実用性を両立させます。日本の伝統とモダンな要素が融合した空間を演出し、住まいに個性を与える重要な要素と言えます。これらの要素を計画段階から適切に取り入れることで、機能的で美しいシューズクロークが実現できるでしょう。