愛知の和モダン住宅~重量鉄骨の臼井建築
公開:2023.11.30 更新:2024.05.08臼井建築は、家族が永く快適に過ごすための工夫が凝らされた注文住宅を提供しています。日本の季節に適した住み心地を重視し、木造軸組工法を駆使することで、広々とした空間を実現。無垢材の使用は、見た目と手触りの良さだけでなく、子どもの安全性にも気配りを怠りません。
重量鉄骨建築のメリットとして、自由度の高い間取り、安定した品質、短期間での建築が挙げられます。ただし、遮音性の低さや道路事情、温度への影響など、デメリットも検討が必要です。瀬戸市の和モダンスタイルでは、重量鉄骨の特性を生かし、耐震性を重視した設計が求められています。
目次
臼井建築が手掛ける重量鉄骨建築
臼井建築のデザイン
臼井建築は家族がずっと快適に過ごせるように、工夫を凝らして笑顔あふれる注文住宅を提供しています。
臼井建築の家づくりの特徴は、まず日本の季節に適した住み心地を考慮している点です。木造軸組工法を使用し、柱で建物を支えることで、自由な間取りで広々とした空間が実現可能となっています。木材の調湿効果と大きな窓や扉による換気と組み合わせると、高温多湿な夏に適した家へ仕上がります。
次に、無垢材の活用です。見た目が温かく手触りがよい無垢材は、化学物質を使用せずに加工しているため、子どもが口にしても安心。自然素材ならではの弾力性や温もりを持つ無垢のフローリングは、日常の家事での膝や足の負担を軽減します。
重量鉄骨建築の特性
重量鉄骨造は、主に鉄骨の柱と梁で構成される建物の構造です。住宅の構造は一般的に、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)に区分されます。鉄骨造は軽量鉄骨と重量鉄骨に分かれ、鋼材の厚みが6㎜未満のものが軽量鉄骨、6㎜以上のものが重量鉄骨です。
厚い鉄骨の柱と梁だけで建物を支える構造の重量鉄骨造は、その堅牢さからマンションやビル、工場、倉庫などの建築に広く採用されています。
重量鉄骨住宅を選ぶ際のメリットとデメリット
重量鉄骨住宅のメリット
間取りの自由度が高い
重量鉄骨は柱や梁が不要なため、間取りにおいて高い自由度を持っています。仕切りのない大きな空間を実現でき、キッチン、ダイニング、リビングが一体となった広い空間も確保できます。
また、木造では難しい天井高のある開放的な空間や大きな窓を取り入れられるため、平屋や2階建ての住宅でも広々と過ごせます。頑丈な素材を用いているため、木造では難しい高層の建物も建築可能です。
品質が安定している
木造では木の種類や職人の腕による微妙な質の差が生じる可能性がありますが、重量鉄骨構造は工場で規格に基づいて生産されるため、材料の質に一定性があります。また、重量鉄骨の構造は現場での加工が不要であり、一貫して高い品質が維持されます。
工事期間が短く低コスト
重量鉄骨構造はコンクリート構造に比べて軽量であるため、地盤対策が少なくて済み、工事の手間とコストが削減されます。また、コンクリート構造のようにミキサー車や型枠の作成の手間がかからないため、組み立て工程が簡素であり、工期が短縮されます。これにより、短期間での建築が可能であり、総合的に見て重量鉄骨構造はコスト面でも有利と言えます。
重量鉄骨住宅のデメリット
遮音性が低い
遮音性の点では、重量鉄骨造はコンクリート造に比べると不利な側面があります。コンクリート造の建築物は柱や梁が床や壁と一体化しており、通常、床の厚さは18~20cmほどです。これに対して重量鉄骨造の床は一般的に鉄板を基礎とし、その上に凹凸のあるデッキプレートと呼ばれる鋼板があり、その上にコンクリートがある仕組みです。
木造や軽量鉄骨造よりは遮音性が高いものの、コンクリート造の床にはおよびません。上階や下階からの騒音が気になる場合は、遮音性の高い床の構造や複層ガラスの使用など、工夫が必要です。
狭い道路だと施工できない
狭い道路では、施工できない可能性があります。重量鉄骨造は縦の空間を有効活用できるため、狭小な敷地にも適していますが、建築時には鉄骨を持ち上げるためにクレーン車を使用します。道路が狭くてクレーン車を導入できないと建築が難しい場合もあるため、事前に建築会社に相談することが重要です。
温度の影響を受けやすい
鉄骨は熱を伝えやすいため、外気の影響を受けやすいデメリットがあります。ただし、窓や外壁、断熱材を工夫して断熱性能を高めたり、24時間換気などを利用したりすることで、重量鉄骨造でも快適な室内環境の確保が可能です。
愛知県瀬戸市における和モダンスタイル
和モダンと重量鉄骨の融合事例
「和モダン住宅といえば木造建築」が一般的なイメージですが、重量鉄骨造でも和モダンな家を実現可能です。例えば、外観を落ち着いたグレーを基調にするとスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
さらに、室内には無垢材の板張り床や畳の部屋を採用することで、和の温かみを感じられます。そして、伝統的な和の空間にモダンな襖をプラスするのが、洗練された印象を演出するポイントです。
一般的に、重量鉄骨の住宅は冷たい印象を持たれやすいですが、床や天井を暖かみのある木材で仕上げることによって、優しい雰囲気を演出できます。これにより、さまざまなインテリアテイストを取り入れられます。
また、柱や仕切りが不要な開放的な空間を実現できるだけでなく、鉄筋コンクリート造よりもコストを抑えながら3階建ての住宅も建築することも可能です。
瀬戸市の立地環境に合わせた住宅設計
瀬戸市は、災害に強い街として知られています。南海トラフ地震における過去の最大モデルでは、市域の約91%が震度5強であり、約9%が震度6弱とされています。なお、津波の心配はほとんどありません。ただし、地震の発生リスクはゼロではく、震度5強ほどの揺れが予測されているため、地震に強い住宅が望ましいです。
重量鉄骨造は、大規模建築物にも利用されるほどの高い耐震性・耐久性を持ちます。安心して生活を営むために、地元の環境に適した丈夫な住宅の選択が重要です。また、木造住宅の保険料の2分の1から3分の1で、火災保険や地震保険に加入することが可能です。
臼井建築は、快適な注文住宅を提供し、特に重量鉄骨建築に注力しています。重量鉄骨住宅のメリットは間取りの自由度、安定した品質、低コストでの建築ですが、遮音性の低さ、狭い道での施工制限、温度の影響を受けやすい点がデメリットです。愛知県瀬戸市では、和モダンスタイルと重量鉄骨の融合事例があり、災害に強い住宅としての耐震性や経済的な保険料が特徴です。これにより、多様なインテリアテイストと耐久性を兼ね備えた住宅が実現可能です。