シンプル志向にも合う和モダン一軒家で理想の注文住宅を叶える
公開:2023.12.27 更新:2023.12.29和モダンの住宅は、伝統的な和の美しさと現代的なモダンな雰囲気を融合させた、魅力的なデザインです。外観では屋根の形状や木材の活用、くすんだ色調の選択、和風パーツの導入などが重要です。内装では障子や畳の活用で、和の雰囲気を演出することができます。
目次
和モダン住宅の外観デザイン
和モダンの住宅は、屋根の形状や木材の活用、くすんだ色調、和風パーツの導入などによって、伝統的な和の美しさと現代的なモダンな雰囲気を融合させたデザインを実現することができます。
◇和モダンの伝統美としての屋根
和モダンの美しさを見せるには、家の形状が重要であり、なかでも屋根は外観デザインでも重要視されています。和モダンに使用される屋根の形状は以下の4つです。
・切妻屋根
一般的な三角形の屋根のことです。建物の両側に均等な流れを持たせるベーシックな屋根で、木造住宅の多い日本では昔から親しまれている屋根の形状です。
・陸屋根
水平な屋根のことです。四角いフォルムになり、重厚感が出せます。複数の陸屋根の高さを変えることで、表情をつけることもできます。
・寄棟屋根
住宅の四方に流れを持たせる屋根です。切妻屋根より高さを抑えられるため、重厚感のある印象を与えられます。
・片流れ屋根
一方向に流れる屋根です。角度によって印象が変わるため、住宅全体のデザイン性の決め手になります。設計次第で、肥田氏や雨といった環境への配慮にも活用できます。
◇和モダンの演出に重要な素材・カラーとパーツ
和モダンの住宅を建てる際、外観や内装において特定の素材やデザイン要素を工夫することが非常に重要です。和モダンスタイルを演出するために考慮すべきポイントはいくつかあります。
一つ目は、木材の活用です。和モダンの外観には木の素材が頻繁に使用されます。
木の風合いや質感は和風の雰囲気を作り上げるのに理想的で、玄関の扉や柱、床材、一部の壁などに木材を採用することで、日本庭園のような和モダンの雰囲気を醸し出します。
また、木材は快適な室内環境を提供し、建物全体に自然の温もりをもたらします。
次に、カラースキームの選択が重要です。和モダンのカラーは、彩度の低い、くすんだ色調を基調とすることが一般的です。グレー、ブラウン、ダークグレーなどのくすんだ色合いは、和風の要素と調和し、スタイリッシュな和モダンの外観を実現します。
カラーの選択によって室内の雰囲気も変化し、和モダンの魅力を引き立てます。
最後に、和風パーツの導入が和モダンのデザインに欠かせません。引き戸、格子、縁側、ウッドデッキなどの和風パーツを取り入れることで、建物に和の要素を取り入れることができます。
引き戸は伝統的な開き戸と比べて和の雰囲気を際立たせ、室内と室外を自然に結びつけます。格子はデザイン性だけでなく、目隠しや風通しの確保にも役立ちます。
縁側とウッドデッキは、屋内と屋外をシームレスにつなげ、建物と庭園を一体化させる役割を果たします。
和モダンなインテリア
和モダンのインテリアでは、障子と畳を活用することで、伝統的な和の雰囲気と現代的なモダンな雰囲気を融合させた、特別な空間を演出することができます。
◇部屋に入る日光を和らげる障子
和モダンのインテリアにおいて、障子は重要な役割を果たす要素の一つです。障子は日本の伝統的なスタイルを象徴し、部屋に特別な雰囲気をもたらします。カーテンではなく障子を取り入れることで、和モダンの空間に日光を美しく取り入れることができます。
障子は日差しを和らげ、柔らかな光を部屋に招きます。これにより、和モダンの空間は明るさを保ちつつも、落ち着いた雰囲気を醸し出します。愛知県のような夏の暑さが厳しい地域でも、障子を利用することで快適な室内環境を維持できます。
障子紙にはさまざまな色や柄、透かしが用意されており、これらのバリエーションから選択できます。部屋の雰囲気やデザインに合わせて障子紙をカスタマイズすることが可能で、理想の和モダンのインテリアを実現できます。また、格子の太さや色を変更することも、部屋の雰囲気をアレンジする手段として活用できます。
障子は明るさや広がりを感じさせるだけでなく、モダンテイストを高めるツールとしても優れています。そのため、和モダンのスタイルを追求する際には、障子を取り入れて、特別な雰囲気を持つ部屋を演出しましょう。
◇畳を敷くだけで他とは一味違った部屋に
和モダンなインテリアを実現する際、畳は重要な要素として考えられます。しかし、和室を設置することには、部屋の統一感を損なう可能性があるため、躊躇する人も多いでしょう。こうした場合におすすめなのが、置き畳を活用することです。置き畳は、敷くだけで手軽に和モダンな雰囲気を演出でき、和室を持たない場所でも利用できます。
置き畳には多彩なカラーバリエーションが存在し、自分の好みや部屋のデザインに合わせて選択できます。例えば、2つの畳の色を交互に配置して市松模様を作り出すことで、ユニークな演出が可能です。また、ラグの代わりに畳を敷くことで、リラックススペースや昼寝スペースとして利用できるため、使い勝手も良好です。
特に冬季には、畳を敷いた場所にこたつを設置すると、和モダンな雰囲気を演出しながら、こたつの保温性も高めることができます。畳を利用することで、他のインテリアとは一線を画す和モダンな雰囲気を手軽に実現できます。そのため、畳をインテリアの一部として検討してみる価値があるでしょう。
注文住宅で実現する和モダン一軒家の魅力
こちらでは、和モダン建築の魅力を体現した施工事例を紹介します。
◇白い箱型デザインと庭を楽しむモダンな平屋
一つ目の事例では、白い箱型のデザインと庭を活かし、モダンな平屋の住まいとして生まれ変った住宅です。
まず、この建物は道路に面する部分に白い箱型のデザインを採用しています。このデザインは、プライベート空間とデザインを分ける役割を果たし、通りからの視線を遮ります。また、この家の魅力の一つは、父親から受け継いだ庭を大切に残したことです。
庭を囲むように大きな開口部が各部屋に配置され、庭を身近に楽しむことができる空間を演出しています。
玄関には大型収納が備えられていますが、木目の国産くりを使用してデザインを統一することで、すっきりとした印象を受けます。また、この家に使用されている障子や和室は、以前の住まいから再利用されており、思い出も受け継いでいます。
このように、以前の住まいを受け継ぎつつも、和モダンな雰囲気を演出している点が、この建物の魅力です。
和の要素とモダンなデザインが調和したこの建物は、自然との一体感を楽しみながら、快適な生活を実現しています。和モダン建築の魅力を感じさせる施工事例と言えるでしょう。
◇解放感あるリビングが魅力の和モダン平屋
二つ目は、解放感あるリビングが特に魅力的な平屋の住まいです。
まず、この住宅のリビングは天井が高く、吹き抜けとなっているため、開放感にあふれています。高い天井のおかげで、家具を設置しても手狭に感じず、広々とした空間を楽しむことができます。
リビングの床は木のぬくもりを感じる素材で統一されており、キッチンやダイニングスペースとの調和を図ったデザインとなっています。
また、平屋ならではの特徴を活かし、高い天井と広さを生かした落ち着いた空間が演出されています。一階建ての住まいは、階段の上り下りが不要なため、家族全員にとってアクセスが便利で快適です。
この和モダン平屋は、広いリビングスペースと高い天井が特徴で、家族やゲストとのくつろぎの場として最適です。また、和モダンなデザインが落ち着いた雰囲気を醸し出し、日常生活をより豊かなものにしています。
和モダンの住宅は、伝統的な和の美しさと現代的なモダンな雰囲気を調和させることで、独自の魅力を持っています。
まず、外観デザインの要素として屋根の形状が重要であり、切妻屋根、陸屋根、寄棟屋根、片流れ屋根などが紹介されました。これらの屋根の形状を工夫することで、和モダンの美しさを引き立てることができます。
また、外観のデザインにおいては、木材の活用、くすんだ色調の選択、和風パーツの導入などが大切です。木材の風合いや質感は和風の雰囲気を醸し出し、カラースキームには彩度の低い色調を取り入れ、グレー、ブラウン、ダークグレーなどが例として挙げられます。
和風パーツとして引き戸、格子、縁側、ウッドデッキの導入が和モダンの外観を演出するために重要です。
さらに障子は日光を和らげ、部屋に柔らかな光を招き入れ、和の雰囲気を演出します。畳は部屋に和の要素を取り入れつつ、部屋の統一感を損なわずに楽しむことができるアイテムです。
和モダンの魅力を活かした建築やデザインのアイデアを参考にして、愛知での注文住宅検討に役立てましょう。