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愛知県で建てる!地震に強い家にする注文住宅のポイント

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公開:2024.01.28 更新:2024.01.28

地震に強い家を建てるには、耐震性の高い構造や基礎、耐震等級に注目が必要です。土地の選択も重要で、硬い地盤や地盤改良を検討します。また、定期的なメンテナンスと保証期間を確認して、地震に強い家を実現するために慎重にメーカーを選ぶことが重要です。

地震に強い家を建てるための基礎知識

地震に強い家を建てるためには耐震性の高い構造や基礎を採用し、耐震等級にも着目して各社の耐震性を比較することが重要です。

◇耐震性の高い構造は3つ

家の耐震性を高めるには免震構造、制振構造、耐震構造のいずれかを取り入れると良いでしょう。

まず免震構造は建物と土台の間に免震装置を設置し揺れを吸収することで、建物へ揺れを伝えない構造です。戸建て住宅ではまだ採用が少ないものの、マンションや商業建物などでは一般的に使われています。

次に制振構造は建物の壁の中などに、揺れを吸収する制振装置を組み込んだ構造です。メーカーによってはオプションとして制振装置をつけられる場合もあり、これにより揺れによる建物の損傷を最小限に抑えることができます。

そして耐震構造は建物自体を頑丈にすることで地震の揺れに耐える構造です。柱と柱の間に、補強材などの入った耐力壁で建物の揺れを抑えるシンプルな構造であり、戸建住宅で最も使われている構造です。

コストは耐震構造が最も安く、制振構造、免震構造になるにつれて値段も高額になります。

◇耐震性に優れたベタ基礎

建物の基礎は布基礎とベタ基礎に分かれます。

布基礎は地面から立ち上がる部分によって点で建物を支える構造です。布基礎は必要なコンクリートや鉄筋が少ないためコストを抑えられることが最大の魅力でしょう。

一方でベタ基礎は立ち上がり部分と床一面を鉄筋コンクリートで一体化し、大きな面で家の重みを支える構造です。布基礎と比べてベタ基礎はコストがかかるものの、荷重を面全体で分散できることから耐震性にも優れています。

そのため地震対策を考慮する上で、予算がかけられる場合にはベタ基礎とすることを推奨します。

◇耐震等級に着目する

耐震等級とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められた耐震性を表す指標です。

耐震等級は1から3まであり、耐震等級1が建築基準法で定められた最低基準、耐震等級3が最も耐震性が高い指標となっています。

各メーカーの住宅商品は耐震等級をいくつにした仕様となっているか提示されているため、耐震等級に着目することで各社の耐震性を比較することができます。

さらに地震に強い家にするためには

引用元:photo AC

建物本体の構造などの仕様だけでなく、土地の性質や建物形状、内装や外装の耐久性や耐火性にも着目することで、より地震に強い家を目指すことができます。

◇地震に強い土地の選択

建物の耐震性は建物本体の性能だけでなく、建物が建つ土地の地盤にも大きく左右されます。そのため地震に強い家にするには硬い地盤の土地や、地盤が軟弱な場合には地盤改良を行った上で建物を建てることが重要です。

◇家の形状がシンプルであること

建物の形に凹凸があったり建物の1階と2階で形状が異なったりする場合、地震エネルギーが建物の尖った部分に集中することで破損に繋がるリスクが高くなります。

そのため建物の形状はなるべく真四角でシンプルな形状を目指すことで、地震の被害を最小限に抑えることができます。

◇内装と外装も頑丈かつ耐火性があること

地震時には揺れによって床が傾いたり壁に隙間がでたりすることで、建物全体の耐震性能が落ちる可能性があります。

そのため内装や外装の耐久性は、耐震性能を維持する上で重要な役割を担っています。さらに耐久性だけでなく耐火性を持つ部材を採用することで、地震の二次災害となる火災から家を守ることができるでしょう。

免震・制震・耐震~地震対策を比較する

愛知で地震に強い注文住宅を建てるには、デザイン性だけでなく耐震性や構造、基礎、保証やメンテナンスについてもメーカー同士の比較を行うことが大切です。

◇耐震性を確認する

メーカーによって地震対策の方法はさまざまであり、地震エネルギーを受け流す「免震」、地震エネルギーを吸収する「制震」、地震エネルギーに耐える「耐震」の3つの種類に分けられます。

どの地震対策を施しているかによって地震時の建物の揺れ方なども異なるため、これらは慎重に選ぶ必要があります。

また同じハウスメーカーでも商品によって耐震等級が異なる場合もあるため、注文住宅を建てる際には自分の家をどの程度のスペックで計画するかをイメージし、メーカー選びにも活かしていくことが大切です。

◇構造や基礎を確認する

注文住宅の構造は日本住宅の伝統様式である木造軸組工法、木造でありながら面で地震エネルギーを受けることで高い耐震性を実現した木造枠組壁工法、木造よりも高価ではありながらも耐震性に優れ品質の安定した鉄骨造の大きく3つに分けられます。

また基礎についても軟弱な地盤や階数の多い住宅にも対応しやすい布基礎と、耐震性に優れシロアリや湿気対策にもなるベタ基礎の2つに分けられます。

このように注文住宅によって構造や基礎には種類があり、メーカーによって標準仕様としているものが異なるため、メーカー選びを行う際には必ず各仕様を確認するようにしましょう。

◇保証期間やメンテナンスを確認する

新築時は耐震性能の高い家であっても、経年劣化によって耐震性能が低下する場合もあるので注意が必要です。

耐震性能の低下の主な原因は床下の結露であるため、これを定期的なメンテナンスで防ぐことで耐震性能の維持に繋がります。

保証期間について、国の瑕疵担保責任で定められている10年はどこのメーカーも保証がされていますが、10年を超える期間についての保証はメーカーによって異なるため必ず事前に比較を行いましょう。


地震に強い家を建てるためには、耐震性の高い構造や基礎、耐震等級に注目する必要があります。耐震性の高い構造として、免震構造、制振構造、耐震構造があり、各自の予算やニーズに合わせて選択できます。基礎には布基礎とベタ基礎があり、ベタ基礎はコストがかかりますが、耐震性に優れています。

耐震等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められた指標で、各メーカーの住宅商品にも記載されています。耐震等級に着目して、各社の耐震性を比較することが大切です。

また、地震に強い家を建てるには土地の選択も重要で、硬い地盤や地盤改良を考慮することが必要です。建物の形状はシンプルで真四角なものが地震に強く、内装と外装の耐久性や耐火性も重要です。

最後に、耐震性能の維持には定期的なメンテナンスが必要であり、保証期間やメンテナンスについても各メーカーで異なるため、確認が必要です。注文住宅を建てる際には、これらの要素を考慮し、慎重にメーカーを選ぶことが地震に強い家を実現するポイントです。

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